~ローカル島滞在 上手に旅する3つのヒント”~
ローカル島ツーリズムが解禁され、リゾート島ではないローカル島に滞在することができるようになりました。
モルディブは小さな島々から成る環礁の国。
個人旅行ができるようになったといえ、ふらりと気の向くまま船に乗って島へ…というわけにはいきません。
モルディブローカル島アドバイザーの重谷が、上手に旅するヒントをお届けします
。
ヒントその1.事前予約は必須!
個人旅行の醍醐味、それはガッチリ旅のスケジュールを決めず気の向くまま滞在地や移動手段決めることができる!
というのが魅力のひとつです。
かくいう私も学生の頃はそんな旅のスタイルにはまり、バックパックを背負って旅をしていました。
モルディブでもたまにヨーロピアンの若い方がそのような旅スタイルをされている場合がありますが、一般的な日本人の
休暇日数(せいぜい1週間)では現実的に不可能。
どうして気の向くままの旅が難しいのか・・・を自身の経験を元に綴ります。
1.移動手段
モルディブは小さな島々1,200島から成る国。
そのため島間の移動はすべて船、国内線、水上飛行機利用となり、陸路移動は不可能です。
各島への交通手段も1日に数便ある島はまだまだ稀、ましてや1週間に2,3便なんていう島も。
もちろんその移動手段も予約必須。時期や方面によりますが飛び込みでは乗船できないこともあります。
2.宿泊施設
ローカル島は現地の人が生活している島。
外国人観光客が大勢押し寄せる島であれば宿泊施設も多くありますが、基本的には数軒、もしくは1軒もないなど、
とりあえず移動すれば宿が見つかる!というわけにはいきません。
その島に移動できたはいいものの、肝心の宿泊施設が見つからず途方に暮れている旅行者に会ったこともあります。
外国人観光客に人気の島だと、混み合う時期はすべての宿泊施設が満室で、ビーチで寝る旅行者もいる!なんて話も。
一旦その島に入った後に宿がないからとすぐにまた他の島へ・・・というのも現実的になかなかできることでは
ありません。
ヒントその2.そのローカル島の特徴を知る
モルディブにはリゾート島が150島ほど、ローカル島は200島ほどあるといわれています(その他は無人島)。
ガイドブックにはリゾート島それぞれの特徴が豊富に掲載されていますが、ローカル島も島によっていろいろ
なんです。
モルディブで絶対これがしたい!と思っていることがあれば尚更、島の特徴を知らないまま来るとガッカリする
ことになりかねません。
例えば下記項目は外せないチェックポイントです。
1.島内に砂浜ビーチがあるか
→海面上昇による島浸食を防ぐため、埋め立てたり港に整備したりテトラポットを置くなどで、砂浜ビーチがない
ローカル島も少なくありません。
2.そのビーチはイメージしているようなビーチか
→ビーチといっても遠浅ビーチ、突然深くなるビーチ、ドロップオフが遠いビーチ、珊瑚がなく海藻ビッシリの
ビーチ、ビキニ禁止など様々。
3.島内にダイビングサービス、マリンスポーツサービスがあるか
→島によってはサービス機関がない場合もあります。
4.外国人観光客の多さ
→のんびり静かなビーチをイメージしてきたのに、
観光客が多すぎてタイのビーチと変わらない・・・!
イメージと違った!
逆に華やかで便利なサービスと雰囲気を期待してきたのに、何もなさすぎて困惑!
”観光客の多さ=便利=サービス・選択肢が豊富”、”観光客が少ない=ビーチ貸し切り状態=でも不便な面もある”
でもあります。
5. お酒を飲める場所があるか
→モルディブの国教はイスラム教。お酒、豚肉はご法度です。
外国人観光客が多く訪れるローカル島ではサービスの一環として、沖にサファリボートを停泊させてバーにしている
など、船で少し移動すれば飲酒可能な場合もあります。
お酒は絶対欠かせない!方には重要なポイントですね。
ヒントその3.幼児、子供も楽しめるか
ローカル島滞在はリゾート島滞在と違い、とにかく周りを気にしなくていいことが特徴です。
リゾートはハネムーンやシニア層がメインの顧客層であるところがほとんど。
そのため、はしゃぎ盛りの子供を連れていくのは気が引ける・・・という方も少なくありません。
ローカル島はそういう点で言えば、全く問題なし!
そもそもモルディブは子だくさんの国。
日本ではめずらしい、5人兄弟・姉妹なんてザラにいます。
ただ幼児・子供にやさしいサービスが準備されているかどうかは宿泊施設次第のため、きちんと確認しておきたいところ。
ベビーベッド利用可否、添い寝の可否、子供料金設定の有無、子供向けのアクティビティの有無などなど。
リゾート島と違いまだまだ発展途上のローカル島ツーリズム。
情報が少ないながらも子供達もモルディブを満喫できるよう、しっかりとした下調べが重要です。